Discordのロール(役職)における権限を解説します。
ロールは各サーバーで設定されています。しかし、権限に関してはサーバー運営に携わっている人によって様々です。
自分に付与されているロールで何ができて何ができないのか、各権限について解説していきます。
ロールは役割を示す
ロールは役割を示しています。
例えば、「運営スタッフ」といった名前のロールを作って必要な権限を与えればサーバー運営をしているメンバーだと言うことが分かると思います。
他にもボイスチャットに参加できないロールや特定のチャンネルを閲覧できないロールなど、付与するロールによって様々な違いを出すことが可能です。
ロールの権限を変更
ロールの新規作成/削除/付与のやり方はこちらをご覧ください。
ロールの権限は「サーバー設定」→「ロール」から変更することが可能です。
権限を変更したいロールを選択してください。
変更したい権限をクリックすると有効/無効を切り替えることができます。
ロール名や権限を変更したら「変更を保存する」をクリックします。
以上で変更した設定が保存されます。
また、一番下までスクロールすると「ロール権限をクリア」があり、すべての権限を一括で無効にすることが可能です。
ロールの権限を解説
権限以外にも、名前や色の変更が可能です。
ロール名
作成したロールはいつでも名前を変更することが可能です。
「ロール名」の入力ボックスをクリックして入力します。
ロールの色
作成したロールに色を付けて視覚的に分かりやすくすることが可能です。
もとに戻す場合は一番左の「既定値」をクリックします。また、左から二番目の「カスタムカラー」をクリックすると好きな色を探すことができます。
VIEW SERVER AS ROLE
「View Server As Role→」をクリックすると選択しているロールでサーバーがどう見えるかなど、選択したロールと同じことしかできない状態を試すことができます。
ロールの設定
- オンラインメンバーとは別にロールメンバーを表示する
オンライン状態のメンバー一覧でロール毎に表示されるようになります。
通常、オンラインとオフラインでメンバーが別れていますが、付与されたロールの名前の下にメンバーが表示されるようになります。 - このロールに対して@mentionを許可する
ONにしたロールに対して@mentionを使えるようになります。
サーバー全般の権限
- 管理者
サーバー削除以外のほぼ全ての権限を利用できます。
管理者がオンなら他の権限はオフにしても関係なく使うことができるため、気をつけましょう。 - 監査ログを表示
招待作成やメッセージ削除などサーバーの更新履歴(ログ)を確認できます。 - サーバー管理
以下の項目を変更できます。
サーバー名、サーバーアイコン、地域、AFKチャンネル、メッセージチャンネル、通知設定、認証レベル、不適切なメディアコンテンツフィルター、連携サービス、ウィジェット、サーバーテンプレート - ロールの管理
新しいロールの作成や自分のロールより下のロールを編集、削除が可能です。 - チャンネルの管理
新しいチャンネルの作成や編集、削除が可能です。 - メンバーをキック
サーバーメンバーを強制退出できますが、キックされたメンバーは招待から再度入室可能です。 - メンバーをBAN
サーバーメンバーを強制追放できます。BANされたメンバーはBANを解除されない限り再入室できません。 - 招待を作成
サーバーの招待リンク(コード)を作成可能です。 - ニックネームの変更
自分のサーバー内での名前を変更可能です。 - ニックネームの管理
他のメンバーの名前を変更可能です。 - 絵文字の管理
絵文字の追加、削除が可能です。 - ウェブフックの管理
ウェブフックの作成や編集、削除が可能です。 - テキストチャンネルの閲覧&ボイスチャンネルの表示
テキストチャンネルやボイスチャンネルが見えるようになります。
これがOFFだと何も見えません。
テキストの権限
- メッセージを送信
メッセージを送ることができます。
この権限がないとテキストチャットができません。 - TTSメッセージを送信
メッセージの先頭に「/tts」を付けると音声を読み上げます。送受信者の両方で読み上げが行われます。 - メッセージの管理
他のメンバーのメッセージを削除したりピン留めが可能です。 - 埋め込みリンク
URLを貼った時にリンク先の情報を表示することが可能です。 - ファイルを添付
画像や動画を投稿できるようになります。 - メッセージ履歴を読む
過去のメッセージを確認できます。OFFにするとDiscordを終了した時などにメッセージが消えます。 - @everyone、@here、全てのロールにメンション
全てのロールにメンション可能です。面倒を防ぐなら基本はOFFがいいでしょう。 - 外部の絵文字の使用
他のサーバーの絵文字を使用可能にします。 - リアクションの追加
メッセージに新しくリアクションを追加できます。この権限を持っていなくてもメッセージに付いている選択肢からリアクションは可能です。
音声の権限
- 接続
ボイスチャンネルに接続可能です。OFFだとボイスチャンネルがロック表示されて接続できません。 - 発言
ボイスチャンネルで喋ることが可能です。 - 動画
ボイスチャンネルで配信が可能です。 - メンバーをミュート
ボイスチャンネルにいるメンバーをミュートにすることが可能です。 - メンバーのスピーカーをミュート
ボイスチャンネルにいるメンバーのスピーカーをミュートにすることが可能です。 - メンバーを移動
他のボイスチャンネルに移動させることが可能です。人数制限をしているチャンネルにも制限を超えて移動可能なので注意しましょう。 - 音声検出を使用
音声検出とプッシュトゥトークの両方が利用可能です。この権限がオフだとプッシュトゥトークしか利用できません。
優先スピーカー
他のメンバーの音量が下がって権限を持つ人の声が聞き取りやすくなります。
以上がサーバーで設定できるロールの役割になります。
管理者の権限以外にもTTSなど、荒らしの様な人に付与すると迷惑になる権限もあるので設定には気をつけましょう。